2016年9月5日月曜日

2016/09/05 鳥取砂丘、ひとり旅(その2)




写真はデジタル加工して作ったもの。
暇を持て余し、PCに向かっていて作った。
日の目を見ることの無いであろう写真、せめてここに載せることにした。
他にもう3〜4カット同じコンセプトで生まれた写真がある。

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前回、プリンターと炊飯器を買い替えた、とここに書いた。
家電の出費がかさむな、と思っていた矢先に今度は扇風機が壊れた。
プリンターは寿命では無くて、インクの販売を終えたことでの買い替え。
炊飯器は2年使用で壊れた。タイマーをセットしていたにもかかわらず、
翌朝米が炊けていなくて、その後数回試したのだけれど、エラーメッセージが出て
焚き上げが途中で止まってしまうのだ。それで、買い替え。
扇風機はと言うとこれは夏場のみの使用で今年で4年目だったが、
首の付け根が折れてうな垂れたようになってしまった。
これまた買い替えることになったのだけれど、その候補選びに若干悩んだのは、
以前から「羽根のない扇風機」が気になっていたから。
ただしそのお値段が2万〜5万もするのであっけなく候補から外れる。
それでも主に寝室で使うので音の静かなものが欲しくて、考えた末に
HITACHIの物にした。これは「微風」があるのと「左右首振り」の角度を
調整できるのが良い。見た目は普通。お値段5千円くらい。

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さて前回からの続きで「鳥取ひとり旅」の話です。

初めての鳥取は大学の仲間2人とぼくを合わせての3人での旅行で、
これはその一人の卒業制作に付き添ってのものだった。
「植田正治美術館」で作品鑑賞をしてから「鳥取大学」で学食を食べて、
いよいよ憧れの砂丘へ。それは砂と空のみで出来た異世界だ。
思わぬ規模の起伏があり、それをよじ登ると今度は目の前に静かな海が広がる。
まるで舞台装置のようだが、よく見ればところどころに草?が生えていたり、
地下調査の小規模な機械が設置されていて、それがこの風景の完璧さにわずかながら
水を差していた。

この旅行での思い出をまとめると、美術館で生前の植田正治さんに遭遇できたこと、
鳥取大学がぼくの母校と比べて、いかにも賢そうで(これはなんだろう、、
校内の雰囲気から感じた)しかも居心地が良さそうなのに驚いたのと、
宿泊した安宿が値段相応にボロかったこと、そして何より砂丘が印象深かったことに
終始する。

問題は?この3人旅行(女子のようだが、男3人でしかも内1人は、学生家業よりも
トラック・ドライバー家業に精を出して、出し過ぎたがために単位取得が追いつかず
5年間大学にいた、男臭いやつ)の後に、ぼく1人での「鳥取ひとり旅」で起きた。

それは初めてのひとり旅だった。

暇を持て余しまくった大学生だったので、急に思い立って鳥取に向かった。
自動車で大阪から鳥取へ。生憎の天気だったが、雨は降っていなかった。
移動中の記憶はあまりない。
ただ一つ、濃霧には驚いた。
速度を落とし、ハザードを焚いて四方を見渡したのだけれど見事に全て真っ白だった。

鳥取に着くと雨が降り出した。
砂丘の写真を撮ること以外は頭になかったので、これには困った。
例の安宿に泊まることにして、とにかく雨が止むまで待った。
1日つぶれ、2日目も昼間は雨。
ぼくは宿の狭い部屋の中で、畳に座ってぼんやり過ごした。
2日目、夜になって雨が止んだ。
夜の砂丘がどんな風景なのか、ぼくは知らない。
ただとにかく、テレビも(当時はスマホも)ラジオも無い狭い部屋に閉じこもり、
しびれを切らしていたので、車にカメラと三脚を乗せて向かったのだった。

雨上がりの砂丘は薄い霧に覆われていた。

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続きは、また。