2017年2月19日日曜日

2017/02/19 秘密基地 その3




写真は以前、銚子を旅した時のもの。
風力発電の風車が沢山あって驚いた。
これは2008年だったから、福島で原発事故の起こる3年ほど前だ。
風力発電も原発事故の以前から日本でもそれなりに?導入されていたのがわかる。
銚子は海があるから風が期待できるのだろう。

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ところでインクの生産が終了してしまったため、
長らく使ってきたヒューレット・パッカード社のプリンターからbrotherのプリンターに
交換した話は以前にしたと思う。
ヒューレット・パッカードのものはProB9180というもので、これは確か8色インクで、
1色あたり4000円近くする代物。なので8色買うと実に32000円。ただし、
インク容量はたっぷりで、一番使うのが年賀状、次にGoogleマップの印刷で、
それから仕事の納品データのコンタクト・シート、と言った使い方をしていたので、
ぼくは10ヶ月に一度くらいしかインクの交換はしなかった。
だからこのプリンターのインク代を月々にすると、3200円ほどか。(・・計算あってる?)
なので、なんとか維持していけたのだ。
それにこのB9180は、高いだけあってとても印刷が綺麗だった。ちなみに本体は
当時48000円ほどだったか。
とても愛着があったのでインクの生産が終わっても何とか使い続けたくて、
考えた末、詰め替えインクに思い至った。そこで散々検索したところ、
ようやくとあるページに行き着いた。そこは中国の会社のもので、たどたどしい
日本語の解説がされている。
詰め替え自体が不安でもあり、またまだ販売を続けているのかも心配で、
さらにはカードでの支払いから商品の受け取りも心細かったので、
まずはメールで尋ねたのだった。
それが1日経ち、2日経っても返事がなく、日本の代理店と思われるところの
電話番号もなくて、だいぶヤキモキしたのだった。

再び、もう一通(今度はぼくの携帯番号も載せて)メールをした。
その返事を待ちつつ、知人には「詰め替えインクが実用的か」を聞いたのだった。
知人の答えは「割に合わない」ってものだった。
まず、詰め替えはなかなかに繊細な作業であること。
もう一つ、色の再現性が良くないってこと。
ただし、その知人が詰め替えに挑戦したのはかなり前のことで、
もしかしたら今は改善しているかもしれない、ともアドバイスされた。
不安と期待、半々でその代替インクのお店からの返事を待ったのだが返事は無く、
プリンター自体のインクが底をつき始めたのだった。

諦めて新しいプリンターの検討を始めた頃だった。
知らない番号からの電話がぼくの携帯にかかってきた。
職業柄、登録されていない番号からの電話がかかってくることもあるので、
その電話に出てみるとそれは営業の電話で、不動産に興味はないか?と言った
ものだった。ぼくは「結構です」と電話を切った。

それからだ。
定期的に営業の電話がかかってくる。
携帯の方で番号の着信拒否をしても相手は様々でどうしようもない。
かと言って、知らない番号でも仕事の可能性もあり、出ないわけにもいかず、
かと言って、新しい番号に変えるのも考えもの。
そうして、とりあえず話を聞き、営業となったら「結構です」と切る日々が
もう半年ほど続いている(今も)のだけれど、それが先月のこと、
仕事帰りで先方の駅の改札を通ったところで電話が鳴った。
見てみると相手の電話番号とそれが名古屋からのものだとiPhoneの画面に出ている。
毎度のことでぼくはそれがいつもの迷惑電話だと思った。

電話に出てみると相手は、名古屋の官庁で〜うんたらかんたら〜、
それからオタクの給料から天引きされている税金が〜どうたらこうたら〜
と言い出した。
いつもとは違うパターンだった。
詐欺師が自分を騙そうとしている。そう思って、ぼくは思わずカッとした。
「そんなものは無いはずだ」と言うと、
相手は「いやいや、毎月のお給料があるでしょう?」その中から〜うんたらかんたら〜
その辺まで来てぼくはこの電話をどうしよう?と考えたのだけれど、
交番に持って行ってどうにかなるのかもわからず、
またそこまで持って行く間、話をつなぐ自信も無くて、そうしたら、ますます
カッとなり「ぼくは無職だ!だから給料なんて無い。それをどう天引きするんだ!」
と、叫んだのだった。

すると相手は急にトーンダウンして「失礼しました。間違えました」とくる。
ぼくが「いやいや先ほどまで、なんだかんだ言ってたじゃん。もっと詳しく
話してよ」と言ったら、電話は一方的に切られた。

これ「還付金詐欺」ってやつだろう。
「オレオレ詐欺」に続いて最近、一番被害が多いそうだ。

ぼくは「無職だ」って叫んだので駅で周りから苦労しているな、と思われた。
多分。
しかし、被害額は凄まじいし、怖い。

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秘密基地 その3

地下基地を断念して、幼馴染の案内で近所の林に基地を作ることにした。
そこは今、他に誰かが秘密基地を作っていないことが不思議に思うほど、
ぼくには良い場所に思えた。
それでも林の奥深くへ行くのは怖くて、ぎりぎり通りからは見えない辺りを考えた。
すると丁度良い倒木がある。
それの木は別の木に寄りかかるようにして倒れていて、
それがそのまま屋根のようになっていた。
なのでぼくたちは、その倒木の内側の空間を基地として利用することにした。

まず基地になる内側に向かっている枝を切り落とし、それから外側のものも
邪魔になるものを切り、上からブルーシートを広げて屋根とした。
(ブルーシートは廃棄され良いてものを拾ってきた)
これで簡易的な秘密基地の出来上がりだ。

幼馴染2人とぼくの3人はその出来上がったばかりの基地に潜り込み
次の計画をあれこれ話し合ったのだった。

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続きはまた。