2016年6月8日水曜日

2016/06/08 宇宙人と出会いました(その1)




写真は多摩都市モノレールの立飛駅で、2015年の12月にオープンした
「ららぽーと」の工事風景だ。
立飛は立川市にあってなかなか興味深い場所である。
以前職場があって、02年〜04年の2年間ほどをぼくはここへ通っていた。
当時「立飛」駅を降りると周囲にはほとんど何もなくて、
幅の広い道路がドバッと敷かれているばかりだった。
その道路をひたすら歩くと中古自動車屋が数件、広大な敷地に車を並べていた。
それからテニスコート。いつも大学生が歓声をあげながら練習していた。
後は住宅展示場と結婚式場・・それに宗教施設か・・があるばかり。
こうやって書くと色々あるように感じるけれど、あまりに贅沢?な空間で、
まだまだ広大な土地が余っているように感じられた。
この立飛だけれど、「飛」の文字が使われているだけあって飛行機に縁のある
場所で、帝国陸軍の航空部隊を顧客とする企業があり、この企業は軍用機を作って
いたそうだ。
東京にあって(都心からは離れているけれど)、この空間。
IKEAができて、次にららぽーとができた。
昭和記念公園も戦後アメリカに没収された場所が開かれて出来たようだし、
ほど近い立飛もそんな兼ね合いがあって、手付かずな空間が多いのだろう。

☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆

写真部に入部したことがきっかけで、現在これを生業にしている。
今38歳だから、かれこれ20年だ。
当初は半ば帰宅部のつもりでいたのだけれど、良い先輩がいて、
結局は写真にのめり込んだのだ。
ただ、その先輩は3年生だったから翌年には卒業してしまい、
さらにその翌年に女子が2人(彼女たちは完全に帰宅部だったが)
入部してくるまで、写真部員はぼくただ一人だった。

先輩に教わったことの一つがフィルムの現像方法で、もう一つが暗室作業だった。
フィルムの現像にはダークバックを使う、これは手元から腕までを覆う黒い袋で
中は完全に遮光されて真っ暗だ。この袋の中でフィルムをリールに巻き、そのリール
をタンクに入れて蓋をする。このタンクの中も真っ暗で、現像が終わりフィルムに
映像が定着するまでこの蓋は閉じたままだ。
暗室とはその名の通り暗い部屋だ。この部屋も遮光されている。
ただ、白黒写真をプリントする作業においては赤いランプが灯される。
暗いランプだけれど目が慣れればかなりはっきりものが見える。
これは暗室作業用のランプだから、白黒写真の印画紙に影響はない。

これがカラー写真の作業だと、真っ暗な中で作業するんだとか。
(ブルーの暗いランプを目安にするって聞いたこともある)
ぼくはフィルムでのカラー現像について学ばなかったから、よく知らない。
今はPCで作業できるので、助かる。PCは「明るい暗室」などと呼ばれている。

その赤いランプのみ灯された暗室でぼくは宇宙人に出会ってしまった。
・・この続きは、またにします。

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