2016年10月8日土曜日

2016/10/08 鳥取砂丘、ひとり旅(その3)



前回のブログから間が空いてしまった。
本当なら少なくとも週一で更新したいのだけれど、、。
その分?インスタグラムは1日1回は更新しているので、
ぜひお寄りください。ユーザーネームは@isida_sekidenです。

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写真は前回と同様、以前に暇を持て余していて作った合成写真。
合成・・お分かりだろうか・・? 家電が

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家電が壊れて困る、とここに書いてきたけれど、また壊れた。
今年はこれまでに、炊飯器・扇風機・電気ポットが壊れたのだが、
9月末に仕事で使っている露出計が壊れた。
この露出計はぼくが18歳の時に買ったものなので、かれこれ20年経っている。
ただし、実際に使い始めたのは30歳になってからだったから、実質8年ほど。

これは学校の授業で必要になって買ったものだった。

学校は大阪・・というより奈良に差し掛かった山中にあり・・で、
心斎橋にある「カメラのナニワ」で買った。
同じ学生アパートの友人と2人で買いに行ったのだけれど、
店員に金額を確認して、いざ購入となったところで彼がふと黙り込み、
??ぼくが不思議に思っていたら、空気を読んだ店員がマケてくれたのだった。
その時、彼の大人なやり口に正直ぼくは嫉妬した。

そうして買った露出計だけれど、授業での使用はたったの2回くらいで、

ぼくにはその利用価値がわからず(だってカメラにはカメラ自身に
内部露出計があるのだ)以降ずっと使わずにいた。
その露出計が日の目を見たのはぼくが写真スタジオを独立してからのことで、
それが30歳の事だから実に12年越しの事だった。

この様に前から持っていたもので現役のものが結構あって、中でも多分一番長いのが

ズームレンズ。これは高校一年の15歳の頃に買ったものだから、ぼくがまだ、、
夜の校舎窓ガラス、、実に24年もので、、いつ壊れてしまうかが心配な一品。

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さて、「鳥取砂丘、ひとり旅」、

前回は雨上がりの夜、砂丘へ行ったところまで書いた。
なのでその続きを。

その晩中古のシビックで一人砂丘へ向かった。

道路は濡れているけれど、雨は止んでいる。
ただし、霞みがかっている。
安宿から、砂丘までは20分弱。
道路に面した観光客用の駐車場に車を止める。
他に車は無い。
車から降りると、抱えてきたカメラと三脚を持って砂丘へ向かって歩き出した。
砂丘は、一面薄い霧に包まれているが、視界はそれほど悪く無い。
鳥取砂丘は海に面している。
海へ向かって夜の砂丘を歩く。
誰もいない。
広い。
濡れた砂は、乾いた砂とは踏み心地が違う。
しばらく歩いて、心の内に写真撮影は放棄した。
ただせっかく鳥取まで来て、肝心のこの砂丘へ来れなかった不満を
今歩くことで解消したかった。
ひたすら歩く。
砂の丘を一つ越えて、さらに一つ越える。
遠くから波の音が聞こえて来る。
海が近くなる。
さらにもう一つ、砂の丘を越えた時に海が現れた。と、
その霧の中に広がる黒い海にぼんやり小さな明かりが揺れている。
船の明かりだ。
当初、ぼくは漁をしているのだろう、と思った。
この霧に包まれた広い砂丘と広い海の中で、
その船はやたらと小さくて、か弱く思えた。

ただそんな風に、か弱く感じたのはものの15秒くらいだろう。

次の瞬間、ぼくは怖くなった。
異常を感じたからだ。
何か、変だ。
(ぼくは漁のことを知らないけれど)
こんな晩に漁船が単独で漁に出るものだろうか?
そもそもこの辺りで漁はするものなのか?
とその時、船から声が聞こえた。
それは異国の言葉だった。

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続きはまた。

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