写真は東京都世田谷区にある野毛大塚古墳。
公園と一緒にある。
当時の状態が復元されて、古墳を囲うように土器が並べられているのが面白い。
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学生たちはいよいよ夏休み突入だ。
計16年の学生時代に毎年味わった長い休暇のこと、様々な思い出があるけれど、
その夏休みに小学生の頃、地域の子供会で映画の上映があった。
記憶にあるのは2回きりで、1回は近所の神社に併設された集会所?
の中で畳に座っての鑑賞で、もう一回は自動車の入り込まない路上にスクリーンを
立て、パイプ椅子を並べての青空鑑賞会だった。どちらも夜に、だ。
2回とも2本立てだったように思うのだけれど、どちらも一本ずつしか思い出せない。
青空鑑賞での映画は「ガンバの冒険」でこれはとても面白かった。
問題は神社で見た方で、これはタイトルはわからないが大変なもので、
時代設定は・・昭和一桁台?・・戦前だろうか、貧しい農家と思われるお宅が
借金に苦しめられていて、その方がわりに長女を差し出すお話。
その長女は自分が借金の方になるのが耐えらず、滝に身を投げてしまう。
で、この話は「完」となる。
こんな話を見せられて、小学生が何を学ぶというのだろう。
当時、姉代わりのようだった若い叔母と一緒に暮らしていたぼくは、
このアニメ映画がただひたすら怖くて泣いてしまいそうだったが、
近所の同世代の子供たちの手前もあって堪えた。
テーマは違うけれど夏休みのアニメといえば「火垂るの墓」がある。
戦争物は教科書にもあって「ちいちゃんのかげおくり」や、
「かわいそうなぞう」や、「怒り地蔵」なんかを良く覚えている。
ぼくは余程単調(刺激の無い)な子供時代を過ごしてきたからか、
こう言ったお話が本当に怖かった。
その頃、近所に食品加工の工場があった。
工場には道路に面して狭い駐車場があるのだけれど、ある日、
その工場の前を歩いていたら、その駐車場に見慣れない機械が
置かれているのに気がついた。
古いものでもう使われているものではなさそうだった。
確か椅子がセットになっていて、座って箱の横についたハンドルを回すだけの
簡単なものだったような不確かな記憶がある。
日曜だったのか工場はお休みで、人通りもなかったのだろう。
その椅子に座ってぼくはハンドルを回した。
サイレンが鳴り響いた。
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続きはまたにします。
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