今朝ここで書こうと思っていたことをすっかり忘れてしまった。記憶って何なんなんだろう。悲しい。
でも、一緒に載せるつもりでいた写真を見ていたら、5分くらい経って思い出した。
思い出してみたらその内容も記憶に関係のある事だった。
22才の時、当時つき合いのあった友達と深夜のドライブをした。
行く当てもなく、ひたすら移動するだけのドライブだ。
大阪の南河内から峠を越えて奈良に入る。ここまではそれまでにも何度も走った道だった。
でも・・そこから先の記憶がどうも曖昧になる・・。
そもそも学生時代にぼくの住んでいた「南河内」は大阪でも唯一の村・・千早赤阪村・・の隣にあって、辺り一帯、山と川の自然ばかり、昼間でも遊びに行くところと行ったら古墳、寺、神社くらいしか無いようなところなのだ。
それが、夜になってしまうとそれこそ気の利いた行き先など思いつかないし、どこを走っても同じような山道が続くばかり。
だから、その時も闇雲に移動していた。
大阪の山中から奈良の山中に入り、景色のほとんど変わらない狭い林道を走る。
すると運転席の反対側、助手席のガラス越しに洋風の窓枠が張られた、建物の一部が見えた。
ぼくは、そのときぼんやり運転していたのだけれど、植物のツタをモチーフにした、さびた窓枠が次々と等間隔に現れるのに驚かされた。何故ならその窓枠のある建物が相当に大きくて、とても古いものであり、さらには何かしら固く閉ざされている印象を感じたからだ。
その建物がどれほどの大きさなのかはっきり分からなかったのは道が狭すぎて建物の真横を走っていたせいもある。近すぎて逆に全体を把握できなかったから。
いつも、肝試しのような気持ちで出発しても手応え無く終えるドライブの中で、これはなかなかのものだった。でも助手席の友達は寝ていた。
この田舎の山中で、これが古い洋館?なのも驚きだった。
※続きは確定申告終了の3/16前後へ持ち越します。
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