2016年2月20日土曜日
2015/08/19 テレビ漬け 夏
20年ほど前(・・あれから随分経ったものだ、20年て言えば0才児が成人するほどの
年月じゃないか・・)当時、一人暮らしを始めて色々変化があったけれど、
まず変わったのは音楽を熱心に聴く時間が減り、その分テレビを見る時間が増えたことだ。
この原因は、まぁはっきりしている。
親の監視から解放されたからだ。
しかし解放されて、それがテレビに向かうってのも、情けないことだな。
とにかく学校から帰って部屋に帰ると、まずテレビを点ける。
そしてお腹が減ってどうしようもなくなるまで、ひたすらテレビを見続けたものだ。
ぼくはコマーシャルが嫌いで・・とくに大阪のくどいCMが苦手で・・
CMの度にチャンネルを変えながら、ただただ見た。
テレビ漬けだ。
このテレビ漬けの期間は実に長かった。
大学の1年から4年の半ば・・夏休みまで・・3年半だ。
まるで廃人のようじゃないか。
とは言え、救いは友人にあって、住んでいたのが学生マンションだったから、
ぼくはテレビの見過ぎでメロメロになると、迷わず彼らの部屋に上がり込んだ。
うむ・・迷惑なヤツだ。
大学最後の半年に、なぜテレビ漬けから逃れたかと言えば、それは
彼女が出来たから・・じゃなくて、
中古車のシビックを手に入れたからだ。(どうもありがとう。お父さん)
この車はその後10年近く走った。大したものだ。
車が手に入る以前に・・友人の部屋にも乗り込まず・・テレビを忘れた瞬間を思い出すと、それはある日手に入れた「ルパン三世」のサントラを聴いたときのことだった。
当時持っていた実に音の悪いミニコンポにこのCDをセットして、
曲が流れ出してから最後の1曲(2枚組のサントラ全曲)が終わるまで、
ぼくは感動して動けなかった。珍しくテレビを忘れた瞬間だった。
ルパン三世ってのが、笑えるけどね。
このテレビ縛りから逃れるべく、卒業後にちょこちょこ仕事を始めて、
改めて一人暮らしを始めたときからはテレビを持たなくなった。
(あったらどうせ点けちゃうからね)
その代わり、ラジオを聞くようになった。
★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★
写真は2012年、日原の鍾乳洞を目指して幼馴染みと出かけた、夏の奥多摩。
その幼馴染みとは、親が言うには幼稚園からの馴染みらしい。
良い男なのだが、今年は会えていない。
メールやTwitterではやり取りしているけれどね。
社会人ってのは、ツラいものだ。まったく。
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