2016年2月15日月曜日

2015/06/28 夏 音楽の印象

鬱陶しい梅雨が終われば本格的な夏になる。そんな風に、
季節を意識するのって結構、最近になってからだ。
32才くらいまでは、季節に流されるに任せていた。
今のことを思うばかりで、先々のことなんてほとんど考えない。
ああ暑い暑い、とか。寒い寒い、とか。

それが、数年前からちょい先を考えるようになった、気がする。
そろそろ梅雨の時期か。嫌だな、べたべたするな、エアコンだな、とか。
梅雨の次は夏か。暑くなるぞ。蝉だな。タンクトップだな、汗だな、とか。
あー。その次は秋か。でもまだしばらくは蚊が出るな、でも少しは涼しくなるかな、とか。
秋も終われば冬だな。石油ストーブ出さなきゃ。寒いぞ、しっかり暖を取らなきゃ、とか。
そんな風に、ちょい先を考えるようになった。

考えるに30回以上も季節の移り変わりを体験して、さすがに学習したのだろう。
季節の移り変わりは時間の流れで、これを学習してからは時が経つのが早くなった。
だからこれを学習する前は、時間はほとんど止まっているようなものだった。
時間がまんじりとも動かない。
そんなときに聴く音楽は、ぼくの中の数少ない外からの刺激で、比重が大きかった。
今思えばもっと沢山の様々な刺激を取り込めれば良かったと思うのだけれど・・。

中学のときにガンズ&ローゼスにはまり、高校ではエアロスミス以外の音楽はいらないんじゃないかってくらいにエアロスミスにはまった。
それが18歳で一人暮らしを始めてから同じ学生マンションに住むソウヘイから、ジャズや実験的な音楽を色々聴かせてもらって、聴く音楽の幅が広がった。
実験的な音楽では・・名前を覚えていない・・けれど、読経と鈴の音、それから錫杖をつく、ドンドンと言う音が流れるのだけれど、目を閉じて聴いているとその音が非常な臨場感をもって聞こえて、読経を唱える僧侶がまるで自分の周りを取り囲んで感じられ、驚いたものだ。

数が多くて、ジャズは上げていくと切りがないようだけれど、
いまでも随分マニアックだなと思うのがヨアヒム・キューンてピアニストで、
この人の音楽はとても前衛的だ。

ソウヘイの影響で、始めてCDショップのジャズ・コーナーを訪ねて見つけたものにキース・ジャレットがある。メジャーな人だから目についたのだろう。それと、邦題の「生と死の幻想」ってタイトルが格好良くて手に取ったのだ。
この「生と死の幻想」、当時どの辺りが気に入ったのか・・妙に時間の長い不思議な音楽だったように覚えているのだけれど・・後日「My Song」と言うアルバムも買った。このアルバムは分かりやすくてとても素敵。サックスの音が印象的で、その頃キース・ジャレットがピアニストだって知らずに聴いていたぼくは、このサックス奏者こそ彼なんだと勘違いしていた。最近また聴きたくなって、10数年振りに聴き返した。
そうしたら、大学生の頃にはセンチメンタルに聴こえていたこの音楽が、軽やかに力強く感じられた。こう言うのってこちらの気の持ちようが影響するのだろうな。

★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★

写真は最近手に入れた靴と、カエルの積み木。緑色の靴ってのが良い。
それからカエル。梅雨のこの時期、夜になると良く鳴いている。
カエルの合唱は好きだ。
ただ、ウシガエルは、見たことは無いけれど、あの特徴的な鳴き声は苦手。
このカエル、ネズミや鳥も食べてしまうってどこかで聴いたけれど、本当かな?
それから前回ここで書いたけれど、カタツムリも梅雨につきものだけれど、最近見ない。
エスカルゴ、ぼくは数回食べたけど、あれ殻があったら手が出ないかも。

・・・長くなった。カブトムシのことを書きたかったけれど、、次回にでも!

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