写真は猛暑の中、夕方から夜にかけて度々現れた雷雲。
良くあることだけれど、この時も雨にはならなかった。
前にここで雨音や雷音の入った曲を上げたけれど、1曲思い出した。
エミネムの「スタン」。
ぼくはこの曲でDidoを知った。
そのエミネムのボス的存在でもあり、すでにヒップホップの伝説とも言えるであろう
Dr.ドレーの新しいアルバムが16年ぶりに出る。
これまでに出ていた・・公式にはたぶん2枚しか出していないけれど・・
最新のものは99年の「2001」ってアルバムで、このアルバムがとても良い。
ループで流れる音が新鮮で、銃声や、車のクラッシュする音などどれも
格好いい。エミネムやスヌープドッグなどが参加している。
ヒップホップと言えば東西の抗争が知られていて、2パックやビギー、
run dmcのジャム・マスター・ジェイなどが凶弾に倒れている。
西海岸と東海岸のアーティスト達が対立する。
(↑このアーティストって言い回し、なんかイヤらしいんだよな)
以前からなんでこんなことが起きているのかが不思議だった。
過激な内容の歌詞でお互いを煽って、ぶつかったのか?
そもそも仲が悪い人たちが東西でレコード会社を立ち上げて
ライバル関係になったのか?
ミュージシャン同士で殺し合う・・それも度々・・って
ちょっと信じられないことだよ。
で、例によってネットで調べてみると、ヒップホップのアーティストにはギャングが
多く、ギャングの裏で糸を引くマフィアまでこの抗争に・・云々・・って、
ようするにマフィアの縄張り争いに巻き込まれたってことなのかな。
2パックは25才で殺されている。若くして殺されたものだな。
ちなみにDr.ドレーの「2001」に関して言えば、歌詞の内容は
・・女とドラッグと金のことが多い。
抗争の犯人は未だに捕まっていないようだ。
これじゃあ恐くておちおちライブも出来ないよなぁ。
ともあれドレーの新譜「コンプトン」が楽しみ。
★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★
さて前回からの続き。
新宿のCanonでカメラ・レンズを点検修理に出して、その待ち時間、
ぼくはおにぎりとジュースを買って、以前に良く休憩場所に使わせてもらっていた、
某ビルの開放休憩所へ向かった。
けれども、そこはいつの間にか撤去されていた。
しかたなく別の場所を求めて外へ。
この時期、ビルの建ち並ぶオフィス街を歩き回るのはつらい。
ビルやアスファルトの照り返しは眩しいし、ともかく暑い。
そもそも撤去されたしまった休憩所以外に当てもない。
しばらく彷徨っているうちにぼーっとした頭の中に、
「〜行ける。この東京砂漠」ってメロディが流れた。
最終的には他のビルに入って、そこの窓辺に腰を下ろした。
48階。眺めが良かった。
ただし、ちょこちょこ現れる清掃員の視線が冷たかった、かも。
最近、休憩が取れるコンビニが増えたから、今度からは
コンビニを利用するかな。
撤去されてしまった休憩所には、度々お世話になった。
スタジオを辞めて、仕事が全然なくて、当時住んでいたアパートから
チャリで新宿のヨドバシやハンズやCDショップに暇つぶしに
来たときなんかに、ここでトイレを借りて、一息入れたりしていた。
ある日、そんな風にして休憩していたら、斜め前の席にぼくより
5つくらい若いと思われる男が2人来て、小声でなにやら掛け合いを
始めた。
面白いな、と思って様子を伺っていたら、彼らの隣の席にいた
男性(35くらい)が「君たち良いね。筋がいいよ。ぼくは
まだ目の出ていない芸人の卵を支援しているのだけれど、
君たちもぼくが売り出して上げよう」と、声をかけた。
ぼくは、怪しい男だ、と思ったけれど、そのコンビもやはり、怪しい、
と思ったようで、でも「詳しい話を聞かせてください」と、答えていた。
新宿。
歌舞伎町の方面は人の流れが凄いけれど、
都庁側のオフィス街は大きなビルが林立していて、街はスッキリしている。
そこを当ても無く歩いていると、
まさにがらんとした砂漠を思わせる。
そんな中で撤去された休憩所はちょっとしたオアシスだった。
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