ぼくが高校生だった20年ほど前にはネットがあまり普及していなくて、当然YouTubeなんて無かった。(ぼくが高校生だったのは1994年前後のこと。YouTubeが普及しだしたのは2006年くらいらしい)だからバンドのPVなんてなかなか見られなかった。それだから、テレビのMTVジャパンを見ていて、大好きなエアロスミスのPVが流れるととても興奮したし、もしも偶然、録画できたときには、ちょっとした宝物のようになっていた。
だから、そのPVを集めたビデオが売られているのを見つけたときには・・
ビデオになっているのを知らなかったので・・衝撃だった。
そのビデオにはベストアルバム「big ones」に収録された曲のPVが入っていて、その中でもバラードのwhat it takesとかcry in'とかamazingとかいった曲がぼくは好きだった。
そう、そう言えばcrazyって曲に出てくる女の子が最高に可愛かったな。
ちょっと不思議なのだけれど、繰り返しエアロスミスのPVを見ていて、
ぼくは、エアロスミスが外国人であることをまったく意識していなかった。
ってか振り返ってみると当時見た映画、「ゴーストバスターズ」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」などでも、俳優が外国人であることや、それが字幕であることをほとんど意識していなかった。・・エアロスミスの曲なんてヒアリングできないから歌詞が分からないのに・・。
思うにぼくは自分が何人かなんて、まったく気にしていなかったんだ。
・・通っていた幼稚園には2人、小学校のときには1人、ハーフの人がいたし、高校には西洋人の教師がいたけれども・・。
それで大学1年の春休み、旅先の免税店でごついサングラスをかけて鏡を見たときに、
自分が西洋人でないことに気がついて驚いたのだった。
それにもかかわらず、ぼくはそのサングラスを買って帰り、
帰国してからもう一度こっそりそのサングラスをかけてみて、鏡の中の自分と、
サングラスをかけたスティーブン・タイラー(エアロスミスのボーカル)との
違いに慄然として、そのサングラスをフランス土産として、友達にあげたのだった。
さすがに今はその頃よりも自分が日本の人であることを自覚している、、
と思う。でも今も変わらず洋楽は好きだ。
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写真は昨年(2014年)の8月に買ったコンパクトカメラで、テストがてら撮ったもの。
入道雲を見ると、ちょっとわくわくする。
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